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クリスマス映画:34丁目の奇跡・・・子育て世代こそ観てほしい [映画関連]

 
 
 
 
今回はクリスマス映画の紹介です

1947年、米国映画「34丁目の奇跡」。リメイク版も色々とありますが、やっぱりオリジナル版が一番出来が良いです。

個人的には、特に子育て世代と大人になった今観て欲しい映画です

なんで34丁目なのかは、メイシーズというNYの34丁目にあるデパートが舞台だからです。米国ではハロウィンが終わるとすぐにクリスマス商戦が始まります。
 
日本でもクリスマス商戦がありますが、この世界的なクリスマス商戦の先駆けになったのがメイシーズなのですね。


 

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「MOZU」から観る、ストーリーのキャラクター論?(ネタバレ無し) [映画関連]

 
 
今週も映画のお話。
 
 
今更ながらTBSとWOWOW共同制作ドラマ「MOZU」について。何回かに分けて、シーズン1、シーズン2、劇場版まで考察してみたいなと…
 
もちろん大変人気のシリーズですが、主人公である倉木(西島秀俊)を中心にキャストも自分の好きな役者さんバッカリ。

主なキャスト:西島秀俊、真木よう子、香川照之、小日向文世、長谷川博己、伊藤淳史、吉田鋼太郎などなど
なかなか豪華な顔ぶれ。何気に有村架純さんが可愛い…

 
話を戻すと、今回はMOZUシーズン1のザックリとした考察。そして、MOZUだけに関わらず映画のキャラクター論的なお話とライバル関係の構図を中心に書きたいと思います。

一応、まだ観てない方のためにもキャラクター論を中心に、極力ネタバレ無しで
もちろん観た人も楽しめるような日記になれば良いのですが、ちょいと不安。 

 
私はシーズン1がシリーズで一番好きです。

ちなみにこのMOZUは有名なイギリス映画:1949年「第三の男」に影響を受けているとの事。イギリス映画のランキングには必ずランキングに入るほどの名作。
劇場版が公開される前に聞いた話ですが、確かに劇場版まで観ると納得。私も第三の男は大好きな映画ですので、いずれ日記に書ければなと思っています。



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映画の形式: やはり宮崎駿は偉大? 構成の配置を動かしてみると??  [映画関連]

 
 
今回も映画の構成についてですが、前回の続きです…

多少、前回の振り返り。
 
 
基本的に映画の物語は3つの段落に分かれている 3幕構成


構成の組み方で映画に個性があったり、観る側が映画を理解しやすくするテクニック
  
 
最初の1幕は基本的に「設定」と呼ばれる部分
映画の世界観や登場人物の背景や、どういうキャラクターなのかが描かれます。伏線を盛り込む事も多々。

2幕では登場人物や登場勢力の対立構造が具体化したり、大きなトラブルに発展する様が描かれ… 
 
3幕では解決・クライマックスに向かいエンディングへ…

2幕目か3幕目で伏線も一緒に回収。というのが、基本的な流れ。
 
※構成の詳細、ポイントについては前の日記参照
 
 
つまり「設定」→「展開」→「結果(再展開・結果)」という風に3幕で表すのが基本で、「アナと雪の女王」はかなりスタンダードな構成。


やっと本題…トリッキーな構成の映画のお話。
 
 
3幕構成と言いましたが、基本的な物語の波は変わりません。中には4幕構成などなどありますが…

 

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アナと雪の女王から見る:映画の3幕構成とは? [映画関連]

 
前回との関連で、今週は映画のお話。
 
前回は宮崎駿作品の「もののけ姫」と「風の谷のナウシカ」から宮崎駿作品の特徴を書いてみました。
 
 
今回も構成についてですが、映画問わず物語にはいくつかのポイントと段落があるんですね。


基本的に映画の物語は3つの段落に分かれています。具体的には「3幕構成」と呼ばれています。


この構成の組み方で映画に個性があったり、観る側が映画を理解しやすくするテクニックなんですね。
 
なので知っていた方が、分かりやすく映画を観る事が出来るかもしれません。
 
 

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宮崎駿作品・もののけ姫から見る:スタジオジブリの構成と設定  [映画関連]

 
 
久しぶりに映画のお話を…。

 
 
何年ぶりかにスタジオジブリ・宮崎駿作品を観ました。
 
作品は日本興行収入ランキング1位の「もののけ姫」。
 
 
久しぶりに観ると、こんなシーンもあったのかぁ。と思うことも多々。
 
しかし観てて思ったのは、やはり宮崎駿は同じような作品を延々と作っていたんだなと…。
 
 
というのも、ストーリーの構成にスポットを当てると、だいたいの宮崎駿作品は本当に同じ枠なんですよね。
 
基本的に宮崎駿作品の特徴は…対立構造があり、間に立つ主人公達
という設定ですよね。
 
 
ここからが宮崎駿作品の特徴になると思いますが

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中東問題:映画「戦場でワルツを」から見える中東問題 [映画関連]



今週は中東問題。
 
 
昔あったレバノン内戦・戦争というものを知っていますか??
超々ややこしい内戦ですが、物凄い血で血を洗う歴史的内戦です。
 
 
レバノンは元々中東では珍しいキリスト教徒の多い国でした。第一次世界大戦でオスマン帝国(現在のトルコが主)の崩壊を期に、これまたフランスに占領されバランスを壊します。
 
 
この内戦下で起きたパレスチナ難民に対する虐殺を描いたのが、アリ・フォルマン監督:2008年公開映画「戦場でワルツを」。
この映画は少し変わっていて、実際にその場にいたフォルマン監督が当時の事を思い出せずに、記憶を取り戻す映画です。
その過程で当時の関係者にインタビューして回り、実際の音声を使用しています。ただし映像はアニメーションというのが画期的。
 
ちなみにこの映画はゴールデングローブ賞、アカデミー賞受賞作品の本当に名作です。
 
 
 

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感動:杉原千畝と第二次世界大戦 杉浦千畝の映画公開…公開日は? [映画関連]

先日の日記でも少し触れた「杉原千畝」と言う人物をご存知でしょうか?

公開日 2015年12月5日 とうとう映画化されるので、日本人として嬉しく思います。

有名な話なのでネタバレもクソもないとも思いますが…できるだけ大事なところは触れずに「杉原千畝」について
ブログに書きたいと思います。
と言うのも、少し時代背景を知っていた方が映画も面白くなると思うからです。


この方は、第二次世界大戦直前にリトアニアの日本領事館に赴任したのですが、その3日後にナチスドイツが隣国のポーランドに侵攻してきたんですね。

 

 

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史上最高の映画:「市民ケーン」とは?・・・米西戦争へと傾いたアメリカの民意 [映画関連]

 

今回も映画関連ですが・・・皆さん「市民ケーン」という映画はご存知ですか。映画好きな方は御覧になっている方も多いと思いますが。

この映画は史上最高の映画と呼ばれています。過去や現在を交互に見せるなどの作品構成、ワンカットの長回しのカメラ技術などなど、ひいては映画で強烈なメッセージを持つなど、後の映像作品に影響を与え続ける映画です。 

どの批評家や映画関係者の選ぶ、映画ランキングでも驚異的な記録をたたき出しています。

なんと!「映画批評家が選ぶベストテン」では2012年までの40年間ずっと1位に選ばれ続けた映画なのです。

 


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 オーソン・ウェルズ監督・主演「市民ケーン」。米国でも多くの物議をかもし出し、一方で史上最高の映画に選ばれている・・・どういう映画かあらすじを観てみましょう。

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映画:ハリウッドの映画への自主規制(ヘイズコード)の背景・・・白人・キリスト教の優位社会 [映画関連]

前回、第二次大戦後の冷戦の始まりにおいて、米国映画の表現が制限されていた事を日記にしましたが

実は、第二次大戦前からハリウッドは映画表現に自主規制を掛けていたのですね。 

ちなみに前回は第二次大戦後の赤狩りの話題でありましたが、第一次大戦ごろにも「赤狩り」行われていました。(第一次赤狩り)当時は世界中でスパイが暗躍していて、米国でもスパイ防止法などが作られていた。

さて、話を戻すとハリウッドは1930年からヘイズコードという自主規制をかけて、映画表現を制限していました。

元々はカトリック信者の記者とプロテスタントの神父さん(具体的にはキリスト教団体)が、映画に対する教育上の悪影響を考えてリストを作って持ってきたのですね。(簡単に言うとクレーム)

それを製作者側と修正していって自主規制を掛けていったのです。

それではヘイズコードの中身を見てみましょう。

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感動映画:ジムキャリー主演、マジェスティックから見える戦後米国の映画事情とレッドパージ・・・ [映画関連]

今回、またまた映画シリーズを・・・

2001年の米国映画 「マジェスティック」 ジムキャリー主演、フランクダラボン監督


マジェスティック 特別版


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この映画は第二次世界大戦後の米国で起こった「赤狩り」。当時の情勢を舞台に描かれた映画です。

なかなか日本では「赤狩り」という言葉は耳にしませんが、世界で「赤」と自由主義の対立が起こっていました。

では「赤」とは何なのか?まずは映画のあらすじを観てみましょう。

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