ハロウィンの由来と歴史的背景 : 手作りで仮装を・・・と思ったら、子ども嫌がりました・・・ [時事・経済]
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昨日は日記の保存ミスで、更新できずに落ち込んでいました・・・
さて、
年々盛り上がりを続けるハロウィン!皆さんは、いかがお過ごしでしたか?
我が家は、妻が子ども用に手作り仮装を簡単に作ってくれました・・・が、子どもが怖がって着たくない、と・・・
なくなく写真撮影は諦めました。。。来年こそは!泣
都市部を中心に、大変盛り上がっていたハロウィン。 実は、意外とハロウィンの由来は複雑なんですね・・・
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毎年10/31に行われるハロウィン。正確には10/31のハロウィン、11/1は万聖節、11/2が万霊節(死者の日)となります。
現在は、最も盛大に行われるのはアメリカですが、基本的に英語圏、アングロサクソン系の文化を持つ国で盛んに行われます。
米国・豪州・カナダ・ニュージーランド・・・もちろん、以前の覇権国家:イギリス帝国の植民地だった国々だったからですよね。
現在ではキリスト教の「万聖節(諸聖人の日)」の前夜祭、という位置づけ(ややこしい・・)です。しかし元々ハロウィンとキリスト教とは関係なかったんですね。
元々はアイルランドやスコットランドなどのケルト系:ドルイド信仰においては11/1が新年にあたるんです。そして前日の10/31、つまり元々ハロウィンは日本で言うところの「大晦日」!
ザックリ言うと大晦日で、さらに収穫祭とお盆みたいな事をまとめて行う行事だったのです。元々は。
しかし、カトリック教会が布教のために、元々5月に行われていたカトリックの「諸聖人の祝日」をわざわざ11/1に変更して、10/31を前夜祭としたのですね。つまり、政治的理由のためにケルトの文化をカトリックの文化に塗り替えちゃったんですね。
ちなみに、現在のキリスト教国の主な年中行事は、ローマ帝国がキリスト教の基盤として民をひとつにまとめるため、古代ケルトやゲルマンなどの民族の伝統行事をキリスト教にも継承する形で伝わっているものなのです。
クリスマスも同様で、もみの木やリンゴはキリスト教発祥の中東地域にはモチロン無いわけで・・・日本でもリンゴは青森県が有名で、寒い地域とかのものですよね?
もちろん中世や近世、近代から現代と変化をしていきますし、地域差もあるのでしょう。
そしてハロウィンといえば、かぼちゃのお化け・ジャックオーランタン!
元々はケルト系の鬼火伝説で、別名も「提灯ジャック」など様々あります。中でも別名である「ウィル・オー・ウィスプ」はゲームや映画、マンガにも時々出てくるので是非覚えておきましょう。
ただし、同じキリスト教でも宗派によっては、ハロウィンはタブー的な扱いの場合もありますので私達にも配慮が必要です。
確かに、ドラキュラや狼男など悪魔的なコスプレ・仮装をしますので、分かる気はしますね・・・
また、イギリス(イングランド)南部ではハロウィンではなく、ガイ・フォークス・ナイトを行います。ガイ・フォークス・ナイトは、かなり奇妙なお祭りで、1600年代に英国王への爆弾テロ未遂事件が起こったんですが、この実行犯がガイ・フォークスだったんですね。
でも何故このガイ・フォークスさんは、「こんな事やろう!」となったのか?というのが興味深いのですが。
まず、16世紀末のイギリス(イングランド)の王様がローマ法王に逆切れしたりなど、揉めて揉めて揉めて・・・イングランドはカトリックと仲が悪くなった時期がありました。(しかも王様の離婚問題が原因・・・)
そんな背景からイングランドはカトリックを徹底的に攻撃し、カトリックだったスコットランド女王メアリー・スチュアートを処刑にするところまで発展。
極め点けに・・・当時、カトリックの保護者と謳っていたスペインはこれを受けて開戦。英西戦争を引き起こす自体になったのです・・・
英西戦争が終わった頃、弾圧を受けていたガイ・フォークス率いるカトリック過激派が日本で言うところの国会議事堂に爆弾を仕掛けてテロを起こそうとしたのです。
結局は未遂に終わってガイ・フォークス処刑され、その結果カトリックへの弾圧が更に激しくなったんです。その後、カトリックと袂を分かったイギリスは「イングランド国教会」というキリスト教の宗派を作っちゃったんです。
そしてイングランド国教会が作られた事により、後に揉めに揉めていく事になるという・・・この件が無かったら、今のアメリカも無かったのでしょうかね・・・
以上が、ガイ・フォークス・ナイトの由来でしたが、つまり・・・事件が未遂に終わった事を記念する日が11/5のガイ・フォークス・ナイトなんですね。(・・・ややこしい)
なお、ガイ・フォークスの仮面がこちら・・・
この仮面を見たことがある人もいるかもしれませんが、これは国際的なハッカーの集まりである「アノニマス」の方たちが被っていた仮面で有名になりましたね。
2006年公開の「Vフォー・ヴェンデッタ」 は近未来が舞台ですが、ガイ・フォークスになぞらえるようなストーリーになっています。(そもそも主人公がガイ・フォークスの仮面を被っている)
この日記の内容を知ってた方が楽しめる内容の映画かもしれません!
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長々と書き連ねましたが・・・ハロウィンから様々な歴史を振り返って、感慨深くなった今日この頃でした。(来年こそは子どもに仮装させたい・・・)
それでは皆さん、
「トリック・ア・トリート!」 (訳:お菓子くれないと、イタズラしちゃうぞ!)
※参考日記
・ユダヤとキリスト、イスラームとの関係・・・ユダヤを知ると映画が面白くなる!?(http://forest-jiji-daiary.blog.so-net.ne.jp/2015-10-05)
・米国映画に見る アメリカにおけるキリスト教とユダヤ教の根深さ・・・(http://forest-jiji-daiary.blog.so-net.ne.jp/2015-09-05)
・米国映画が面白くなる・・・陰謀論にも出てくるユダヤについて知っておこう!キリスト教との関係は?(http://forest-jiji-daiary.blog.so-net.ne.jp/2015-08-20)
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ありがとうございました!
またお越しください!
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人気ブログランキングへ ありがとうございました! また、お越しください!
なるほどー!
ハロウィンの由来、今回もまたタメになりました。
ありがとうございます〜♪( ´▽`)
by saia (2015-11-03 10:01)
おはようございます。
そうなんですよね。
ハロウィンって結構ややこしい由来なんですよね。
こちら川崎でも、ハロウィンパレードなんてやってましたが、
子供たちは「着せられている」感マンマン。
きっと本当は、大人が楽しみたいだけなんでしょうね。
by はらぼー (2015-11-03 10:48)
いつも素晴しいブログをありがとうございます!
ハロウィンも結構ですが毎年ゴミを何とかしてほしいですね〜
子供だけのハロウィンで十分なんですが・・・もう今更ダメ。
後片付けに追われいまだに身体が痛く・・・やれやれです。
まあ、街・商店街が盛り上がればいいのかな?
チラシ制作をしていますので何も言いません
政治屋さんの事も何も言いません・・・無口ですので?
by Hide (2015-11-03 16:59)
こんばんは。
コメントありがとうございます・・・ブレブレのブログですが宜しくお願いします。
ハロウィンついて行けない爺です。
by YUTAじい (2015-11-03 23:08)